ニートから外資に入社した面接の練習方法・面接対策
なぜ面接で上手く言いたいことが言えない?
理由は練習不足を含む準備不足です。それ以外ありません。
言いたいことを自分の言葉で自信を持って言えるようになるレベルになるのは相当数の練習を事前にしていないとできません。
その練習をするには事前の準備をしっかりしていないとできません。
以下の記事では外資系で行われる内部面談を軸に面接対策について書きました。
その中で事前の準備については書いていますので今回の記事では割愛します。
もし事前の準備や面接官がどういったことを聞きたいのかなどを知りたければ先にこちらの記事をお読みください。
【面接対策】最難関転職・副業面接対策〜外資企業で行われる内部面談(広告)
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具体的な面接の練習(上記記事から抜粋)
では、まず最初に前回記事から引用して面接の練習の最初のステップについて書いていきたいと思います。
面接をする方も人です。人の集中力は長く保ちません。
面接は演説ではないので長く話すのは基本的にNGであることはこの記事で全面的に言い続けたいと思います。
ですが、準備なくして良い発表は絶対にできません。もう一回言います、準備なくして良い発表はできません絶対に。
私は一回5分のプレゼンでもだいたい50回は最低でも練習します。英語の場合はその倍は練習します。
面接は自分のことなので練習しなくても良いと思っている方がいますが、準備をせず挑めるのは余程の自信家か天才かのどちらかと思って遠目で見ておけば良いと思います。
この面接の練習は実は業務にも直結します。
端的に自分のことを話すことができるようになることは、あらゆる面で業務に対してポジティブに働きます。
ですので、原則は以下のとおりです。
第一原則:めちゃくちゃちゃんと準備する
第二原則:いかにインパクトのあることをシンプルに伝えるか。(1分以上は続けて喋らない)
第三原則:体感30秒くらい喋ったな。と思ったら、一旦区切る。
また、このポイントも忘れがちですが自分のお仕事を語るときは、背景があり課題が存在していたことを必ず伝えましょう。
ですので、面接の中では以下のポイントを言うべきこととして準備をしておきます。
言うべきこと
- どんな仕事の
- どんな課題を
- どんな立ち位置で(ここすごい重要です)
- どのように(誰をいつ巻き込んで実現したか)
- インパクトを出したか(数字があると説得力は倍増します)
これは既に行っている職務経歴書の整理から少し広げて行います。
めちゃくちゃシンプルですがこれを一つ一つワードで書いていき話の練度をあげます。
1つの話が完成するまでに何度か面接を繰り返していく必要はありますが、ワードに話す内容をまとめておくことで面接から得られたフィードバックをもとに、微修正を繰り返して完成に近づけます。
(私は1つ1つの面接も面接の練習だと思っています)
ワードへ書いていく作業は誰でもできると思いますので、面接の準備をする際は必ず行ってください。
これは「今」の面接だけでなく、将来的に永続する人に伝える能力にも直結するので、ただの転職活動と思わず、自身の稼ぐ能力を伸ばすトレーニングだと思ってください。
さらに具体的な面接の練習
ここから先は上記記事では触れていない「どうやって練習をすればより良くなるか」について触れていきます。
練習プロセス
ゴール:1つのプロジェクトについて1分で話せるようにしていく
練習方法:作成したワードを使って声に出して読む
- ストップウォッチ(スマホ)で時間を計測しながら、まず今書いてる内容をそのまま声に出して読んでみる
- 声に出して読んで違和感があった場所を修正する
- 再び時間を計測しながら声に出して読んでみる
- これを1分程度になるまで繰り返す(1分は目安ですが長くても2分程度で話しましょう、それ以上になる場合はそもそも全く内容がまとまっていないと思います)
- 最終的に何も見ずに1分以内にスラスラ自分の言葉で言えるようになる(このとき大事なことは一言一句暗記することでなく必ず伝えなくてはいけないことを喋れるようになること)
またもう一つ大事なこととして喋ろうと一気に覚えようとしたりしないことです。
焦らず一つ一つ丁寧にやっていきましょう。
大事なことは覚えることではなく自分の言葉で喋れるようコンセプトを心に刻むことです。
このお作法はあらゆる発表で使えるのでプレゼンテーション能力が驚くほど身につきます。
そして、やればやるほど上手くなります。
もっと具体的な面接の練習
驚くほど恥ずかしいですがこれをやると面接なぞどうってこともないほど圧倒的に自信がつきます。
これは私の英語の師匠が「1000回恥をかいたら英語は上手くなる」という言葉に少し近い内容でもあります。
さらなる上達ポイント
前提:先ほどの「練習プロセス」を終えている
この面接練習のゴール:自信を持って自分がやってきたことを言えるようになる
練習方法:仮想面接だと思ってスマホで撮影しながら喋る
- スマホのビデオで自分が喋っている様子を撮影する
- 自分が面接官になったつもりで見てみる
- 見た内容から改善できる点を見つける
- 上記を繰り返し恥ずかしさがなくなり自信を持って話せるようになったら完了
「自分が面接官になったつもりで見てみる」これが思っているよりも苦痛だと思います。
この練習では自分のことを客観視することで想定と違うことをたくさん見つけると思います。
「思ったより顔がこわばっている」
「ものすごい早口」
「落ち着きがない」
こうしたことを見つけることが主な目的です。
(参考程度に)メラビアンの法則というものがあります。
メラビアンの法則とは、矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかを判断するアルバート・メラビアンが行った実験についての俗流解釈である。(wikipediaより)
矛盾したメッセージ、つまり好意的なことを言っているけれど顔が全く逆のいやな顔をしているときなど、を受け取るときの人の解釈の仕方です。
視覚から入ってくる情報は55%、聴覚から入ってくる情報は38%、話している内容については7%として受け取るそうです。
面接の中で自信がない顔をしていると内容と相反して正しく相手に伝わらないということです。
それゆえ、自分の姿を客観的に見てどのような表情や仕草で相手にコミュニケーションをしてるか把握することは大事なのです。
そして、練習を通して不安がないまでのレベルに到達したときにはじめて自分が自信を持って何かをできるようになります。
それをビデオを撮影しながらやってみると本格的な面接の練習となり本番への効果は絶大です。
ちなみに今勤めている外資系企業でも、仕事や英語のトレーニングが非常に多く準備されており今なお私はやっています。
英語のトレーニングでは必ず発表時に撮影をされ自分で自分を見つめ直す時間があります。
年収を上げる面接対策:まとめ
どんなことも繰り返して練習する基礎建築の部分が大きくすること以上に重要なことはないと思います。
基礎のレベルが驚くほど高いレベルにあるから世界のあらゆるトップパフォーマーは本番の中でも応用ができます。
階段を飛ばしていきなり正しいパフォーマンスはできません。
面接における具体的な練習プロセスを書いてみましたがこれはありとあらゆる練習に通ずるものがあると思います。
一つ一つ丁寧に練習をして、総合的な練習をする。
この地味な繰り返しがすごい高次元にあるのが世界のトップパフォーマーたちだと思います。
ビジネスの世界でも同じで階層が上がれば上がるほど、こうしたポイントを見えないところでものすごい努力をしています。
そうした人たちが努力をし稼ぐ力を伸ばしていきます。
我々も彼らのように稼ぐ力を積み重ねていくことはできます。
この面接の練習を通して入りたい企業への入り口をこじ開けて欲しいです。