本業サラリーマンは仕事をやめないで副業をはじめよう
本業サラリーマン+副業が最強たるゆえん
この記事では本業サラリーマン+副業がいかに最強であるかということを切々と説いていきます。
私は現在外資系の金融企業に勤めています。
仕事は金融関係のデジタル周りのお仕事をしています。
上司はアメリカ人、同僚はほとんどが外国人、そして世界中の同僚と7年働いてきました。
本業では年収8桁+αと非常に多くもらっています。年収は1000万を軽く越えています。
福利厚生ほか労働環境が良いのでそうした環境も年収に換算をすると年収2000万円以上の環境にいると自負しています。
同時に私は副業をいくつか行っています。
一つは対企業向けの企業コンサルティングや事業コンサルティング、そして経営陣のコーチングなどをしています。
新規事業の開発や事業マネジメント、ビジネスに関わることであれば何でも携わっています。
その副業だけで30社様以上の企業とお仕事をしてきました。そのうちの多くの企業様と今も継続してお仕事をしています。
そのためこの副業だけで毎月60万円以上いただいています。
そしてその他の副業はいくつかあります。
COOとして海外のチームを持ちデジタル開発に対応するためオフショア開発ビジネスをしたり。
講師としてビジネスやマネジメントについて生意気に語ったり。
英語の先生として英語で困っている人に英語を教えたり。
ブログなどの資産を積み上げたり。
投資をしたり。
来年には不動産やその他投資も増やしたいと思っているところです。(この二つを副業とは呼ばないと思うけど笑)
私の副業たち
- 対企業向け事業支援
- 海外オフショア開発
- 講師・先生
- 投資
- ブログ
いろんなものを合わせるとたくさんお金をいただいています。
書き出してみると本当にいろんなことをやっているんだなと我ながら感心をします。
ちなみにお金にならないものも副業をしています。
ボランティア副業
- 多様性に関する従業員満足度を上げる組織の創設者兼リーダー(本業の副業です)
- アメリカにあるNPOのデジタルに関する顧問(先日終了しました)
- 市の公共施設検討市民委員(わずかですがお金はもらいますがわずか)
冒頭にある創設者兼リーダーの本業の副業は、本業社内のC職と呼ばれる社内で最も偉いChief XXX Officerの人との接点や全世界のリーダーとともに仕事をすることができるので価値はお金に換算はできません。
また数千人の社員の代表でもあるのでこの役職だけでも色々なメディアに登場をすることもあります。
そして市民委員になることが決まったので今後民間以外でなく行政の力学を理解していくことも始まっていきます。
私は本業で安定的な高収入を得、かつ非常に素晴らしい職場環境にいます。
その環境下で新たな能力や経験を積み重ねる機会とともに報酬を得ています。
本業サラリーマン+副業が最強たるゆえんは「圧倒的な安心感」です。
これは後ほど述べていきます。
さて日本のサラリーマンにとっての副業は現在どういう状況なのでしょうか。
ギグワーカーなる新しい言葉の誕生
つい先日にもニュースになっていましたが副業者を指すギグワーカーが国内で1000万人を突破したようです。
「ギグ」が音楽用語でライブハウスなどに居合わせた演奏家らの軽い合奏を指すことから短期的業務を提供する人のことをギグワーカーと呼ぶようになっています。
どんなお仕事があるのかNIKKEI STYLEの記事をもとに見ていきましょう。
ギグワーカーの実態は 国内に1000万人 副業で注目(NIKKEI STYLEより)
――どんな仕事があるのでしょうか。
消費者に身近な分野では配達や接客、家事代行など以前からあるサービスがネットを使った働き手の確保に熱心です。料理を自転車などで配達する「ウーバーイーツ」が代表例で、配達員には拘束時間ではなく1件ごとに報酬が支払われます。語学や料理などを教える人もいます。
最近増えているのは現場に出向くのではなく、主にネットやパソコンで仕事をする人たちです。商品やウェブサイトのデザイン、映像の編集、プログラミングといった分野では、仕事探しから契約、制作、納品までネット上ですませるギグワーカーの活動が目立ちます。
消費者向けではありませんが、コンサルティングやマーケティング、法務、財務、人事など企業経営の根幹にあたる部分でも仕事を単発で外部の個人に発注する動きが広がり、ギグ経済の流れに組み込まれつつあります。ビジネスのプロセス全体がデジタル化されたことや、必要となる機器の低価格化、高性能化もギグ経済の流れを後押ししているといえます。
本業サラリーマン+副業の一般化
このタイトルをコンサル出身者が書くと一般化をコモディティ化と書きそうだなとふと思った余談はさておき、本業を持つサラリーマンが副業を持つことが非常に一般的になってきたと考えて良いと思います。
1000万人と言うと労働人口6500万人のうち15%を占める割合になってきました。
1000万人もギグワーカーがいることには驚きましたが15%まで増えてくるとなると一般化したと言っていいと思います。
これは同時に日本の平均年収が441万円であることも要因かもしれません。(参照:国税庁)
様々な環境により十分な所得というのは異なるとは思いますが実体験上、単身で400万円を切ると贅沢は難しくなると思っています。
この平均年収に少しでも付け加えるという点から副業をしているケースもあると思います。
現在のように深刻な経済状況悪化ややむを得ない理由から仕事が休業になっている場合などは特に副業をしているというケースは増えているかもしれません。
また今後多くの日本企業は自社に優秀な社員を確保するための福利厚生として副業を認めるケースも増えてくるでしょう。
簡単にいくつかあげましたがものすごくたくさんの大企業が既に副業を認めています。
副業を解禁している大手企業一例
Yahoo!
LINE
アクセンチュア
丸紅
みずほフィナンシャルグループ
SMBC日興証券
ロート製薬
ソフトバンク
改めてネット上を調べまわりましたがものすごい数の大企業が副業をOKとしています。
つまり大企業の面々は着々と本業サラリーマン+副業を実現しているということです。
また大企業が副業をOKとしている流れは中小企業にもその流れが来ています。
この数字が全てではないと思いますがエンジャパン が中小企業402社にアンケートを取ったところ25%が容認しているとのことです。(参照:エンジャパン )
少しずつですが2018年の副業解禁以降この流れが時流に乗ってきていることを感じます。
なぜ本業サラリーマン+副業が最強だと思うのか
シンプルに誤解を恐れずに言うとサラリーマンは本業で守られているからです。
この安心感は仕事をやめて自力でご飯を食べて見た人は皆感じたことがあると思います。
またどんなに嫌な仕事でもそう簡単にやめられないのはそうした金銭面の理由からだと思います。
そしてほとんどの人は自力で食べていくことには向いていないと思います。
本業では毎月ほぼ決まったお給料がもらえると思います。これは非常に大きいです。
副業の成果が上がってきたから独立しようという言葉を多く聞きます。
私も半分独立しているのでその気持ちは理解できます。
ですが独立をしてお金をもらうのは簡単なことではありません。
フリーランスが向いている人は意外と少ないものです。
フリーランスが向いている人は神経が図太い人だと思います。
独立をして自分だけの稼ぎで生きるとなると24時間仕事とお金のことで頭がいっぱいになります。
フリーランスと異なり法人化をした場合についてはどうでしょうか。
中小企業庁が発表したの起業後の企業生存率は5年後までで81.7%です。(意外と高い)
(参考:中小企業庁)
ただこれまでの経験上、起業後常に自転車操業状態に陥るケースもたくさんあると思います。
この起業が自分がやりたかったことで命を賭けるに値することであったり、本当にサラリーマンが嫌で事業を興した人には向いていると思います。
副業と本業は全く別物であると考えた方が良いと思っています。
副業からの収入はものによっては一気に0になり得る可能性があります。収入の爆発的な上下もあり得ます。
このリスクは余程覚悟がある人でない限りは避けた方が良いと考えています。
また本業がある程度ブランドがある会社に勤めている人は副業でもそれが生きているケースが多いです。
辞めてしまえばただの人です。
ここの視点も忘れてはいけないポイントだと思います。
デザイナーやエンジニアの方はそこまで困らないと思いますが会社のブランドがどれだけ影響を及ぼしているかは在職中は気づかないものです。
そして、本業サラリーマン+副業で良い最大のポイントは収入が増えることによる本業へのストレス減というところです。
本業のストレスが減るとパフォーマンスが自然と上がります。パフォーマンスが上がると自然と評価も上がります。
また副業で培った新しい経験や実績が本業サイドで生きることもあります。
本業から副業への影響も同じく良い影響が出ます。
本業と副業との収入を合わせて考えることができるため、今までできなかった旅行や今まで買えなかったものなども視野に入ってきます。
副業はあくまで本業の収入のかさ増し程度に捉えておく方が本業を疎かにもしませんし、本業がいかに大事か心に留めて置けると思います。
長期的な視点で考えると本業サラリーマン+副業は絶大なる効果をもたらします。
私は心から全サラリーマンが何がしかの副業(しかも対企業向け)をし始めることを願っています。
自分の企業以外の企業と仕事をすることで、どれだけ本当は仕事が難しいかも実体験できると思います。
面白いことに今勤めている企業は勝手知ったる場所です。
ほぼ勝手に仕事が動いているようなものです。そこに自分の仕事を載せているのです。
副業で仕事の腕をさらに磨いて本業に還元して、成果を出しさらに社会に貢献して欲しいのです。
そう言う意味でも本業サラリーマンを続けて欲しいと思っています。
ただ起業できる人はどんどん起業をして良いと思います。
いずれにせよ将来一緒に仕事ができることを楽しみにしています。
どうやって本業サラリーマン+副業ができるのか
まだ副業を始める準備である事業開設ができていない方はこちらから。
最短5分であなたも個人事業主になれます。
お金は掛からないので個人事業主として登録をしておくだけでも良いかもしれません。
【副業】サラリーマンが副業をはじめる〜事業開設編(広告)
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その他、対企業向けの副業を始めるにあたってのヒント満載の記事をこちらに置いておきます。
【副業】おすすめ副業・兼業サイト〜サラリーマンが副業をはじめる(広告)
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本業サラリーマン+副業が最強の件:まとめ
何度も言いますがサラリーマンとしての本業を持ち、副業を継続していくことが最強のキャリアメイクだと思います。
最初は簡単に副業先が見つからないかもしれません。
それは独立の難しさとほぼ近しいものがあります。
起業できる人は起業をし、サラリーマンを本業として継続できる方は継続しながらぜひ副業をしてみてください。
まだ一度も副業をしたことがない方は事業開設をし、ぜひ一件副業を始めてみてください。
本業の気持ちがふわっと軽くなり、本業にさらに身が入ることで副業の存在がとても頼もしく思えると思います。
副業は「本業の仕事の生産性をあげ、安心して働ける補助材」みたいなものです。
ぜひ本業サラリーマン+副業実行してみてください。