サラリーマンができる企業向けの副業について考えたことはありますか?
サラリーマンの副業ニーズの高まり
コロナの影響もあり多くのサラリーマンが働き方や仕事の考え方を改めたと言うニュースをたくさんご覧になったと思います。
そして、ご自身がサラリーマンの方はその実感が非常にあると思います。
■ コロナショックで働き方への意識は変わった?
対象:25,908名
期間:2020年4月8日〜4月15日
*ウォンテッドリー株式会社調べ
ビジネスSNSを運営するウォンテッドリー株式会社が調査したところ、大多数の人とも言える7割以上の人が4月時点で働き方への意識が変わったと答えています。
また、コロナの影響で会社との心理的距離が遠くなった人が半数以上を占める状況となっています。
■ コロナ禍で、会社との心理的距離はどうなった?
対象:13,132名
期間:2020年4月22日〜4月29日
その中で、日経ビジネス5/14のニュースでは副業のニーズが高まっていることを報じています。
2019年5月から複業マッチングプラットフォームを運営するAnother works(アナザーワークス、東京・渋谷)には在宅勤務が広がり始めた3月中旬以降、それまでの2倍近い1日当たり約50人の求職者が新規で登録している。3月13日に5000人を突破した登録者数は、4月末に約8500人まで増えた。業種はエンジニアから広報、人事まで幅広い。
同社に登録する求職者はフリーランスが4割、企業の社員が約6割。大林尚朝最高経営責任者(CEO)は新型コロナ拡大以降について、「これまで登録のなかったような大企業に勤める社員の登録が増えている」と語る。以前からヤフーやソフトバンクなどの社員の副業登録はあったものの、メーカー企業の社員も現れ始め裾野が拡大している。
(日経ビジネス5/14「コロナ禍、副業の実態は?希望者倍増、競争は激化」より)
緊急事態宣言の中、休業中の社員が副業を開始するケースも増えてきているそうです。
募集および応募が増えているのは営業職のようです。
この記事で提供すること
こうした副業のニーズの高まりの中、どうやって副業を始めたら良いかわからない、または何ができるのかわからないということをよく聞きます。
この記事では二つのポイントに重点をおいて対企業向け副業の考えた方について書いています。
この記事でカバーする二つのポイント
- 対企業向け副業を始め方
- 自分のできることの見つけ方
対企業向け副業については以前書いていますので、今回は「自分のできることの見つけ方」に焦点を絞ります。
対企業向け副業については過去の読んでいただきたい記事を案内します。
サラリーマンができる対企業向け副業:対企業向け副業って?
対企業向け副業の仕組みを考えてみましょう。
対企業向け副業とは「フリーランスや企業に所属している社員が企業へ向けて自分の強みを提供する」ことです。
企業にとってのメリットは膨大にありますが非常に大きなポイントは以下の点だと考えています。
安い人件費で高い性能かつ即効性のあるリソースを投入できる
通常正社員を雇うと2~3倍給料以上に費用が発生することはご存知かと思います。
必要となるものとしては「社会保険」「福利厚生費」「設備投資費」などがあります。
社会保険
【労災保険】
- 賃金総額の1000分の2.5(全額事業者負担)
【雇用保険】
- 賃金総額の1000分の13.5(事業者8.5、労働者5)
【厚生年金】
- 月額給与の約1000分の178(事業者と労働者で折半)
【健康保険】
- 月額給与の約1000分の10(事業者と労働者で折半)
ご存知社会保険はその中でも非常に大きなものです。
福利厚生費は、退職金、通勤費、住宅手当や光熱費、研修費などがあります。
また、設備投資費は社員を雇うことで発生するあらゆる設備にかかる費用です。
パソコンやデスクだけなどもコストです。
この膨大なコストが正社員を雇用するとかかります。
これに変わって、社外から業務委託と言う形でプロを雇うと上記のコストが圧縮されるため、そもそもの固定費が相当軽減されることは容易に想像がつくと思います。
こうしたポイントから近年日本でも副業の潮流が大きくなってきました。
また、2018年厚生労働省が副業のモデル就業規則を変更したことも副業の解禁となっており、現在までに多くの副業者が生まれてきました。
個人的な予測として将来的には副業で複数の企業で働くことは当たり前になるのではないかと考えています。
優秀な人材は多くの企業から必要とされるため、競争忌避などの契約上対応できない会社以外で働いている姿が想像できます。
サラリーマンができる対企業向け副業:対企業向け副業のはじめかた
楽をさせていただきますが以下の記事を読んでください。
【副業】サラリーマンが自宅でできる副業〜副業月収60万以上の筆者が書く
続きを見る
対企業向けの副業をどのように始めたら良いか、またどういったサイトで対企業向け副業が募集されているのか書いております。
サラリーマンができる対企業向け副業:自分のできることの見つけ方
この記事では自分のできることの見つけ方に焦点を絞ります。
自分のできることが何かわからないと言う人は非常に多いと思います。
そこでこの記事では以下のポイントを知っていくプロセスを共有したいと思います。
この記事を通して知ること
- 自分にできることを知る
- 自分のできることが人にとって価値があることであるか知る
基本的なこととしてお金をいただく理由は「人にとって価値があること」であるという前提があります。
その前提を意識しながら、自分ができることの「何が」価値があるのかを考えていきましょう。
自分にできることを知る
副業をはじめるときの大きなハードルとして自分が何ができるかわからないことだと思います。
もしサラリーマンであるならばその時点でできることがあります。
今している仕事に関連する仕事です。
営業なら営業、マーケティングならマーケティング関連の副業から考えていくのが良いと思います。
自分にできることが把握できない場合、A4の紙に自分が仕事でやってきたことをつらつら書いていきましょう。
つらつら書いていくと思ったより自分が今までやった仕事が多いことに気づくことも多いと思います。
行った仕事を「どんな背景があり」「どのような立場」で「どうやって実現したか」という点を言語化しておくことは人に自分ができることを伝える上で非常に重要です。
これは転職でも使えるプロセスなので是非やっておきましょう。
それぞれの自分ができることが企業へ伝わるように言語化していくプロセスが非常に重要です。
自分が何ができて、どういった貢献をできるのか、それを表現できるように準備をしておきましょう。
自分のできることが人にとって価値があることであるか知る
これは非常に単純な作業です。
市場価値を認知するために実際の副業を募集しているサイトをみてみることです。
下記の記事にサイトを羅列しています。
そのサイトの中で自分ができそうなものがどれくらいあるかということを把握するだけで自分の市場価値がわかります。
もし、全く見当たらない場合は自分の職種や業務で副業を検索してみてください。
【副業】おすすめ副業・兼業サイト〜サラリーマンが副業をはじめる(広告)
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サラリーマンができる対企業向け副業:まとめ
ワンピース的にいうと大副業時代の幕開けだと思います。
一人一人が事業主であり、サラリーマンでもある時代がすぐに来ると思います。
少しでも多くの人が少しでも多く稼げる力を身につけていくことを願っています。