面接対策には外資企業の内部面談のメソッドで対策をしましょう
書類選考が通ったらあなたの発表会本番です
書類選考はあなたの発表会ですが予選のようなものです。
この発表会本番であなたは何の発表をしますか?
この記事では、主にこれから面接をおこなれる方へ向けて当日までの準備と当日の伝え方・話し方などについて書いていきたいと思います。
いかにインパクトのあることをシンプルに伝えるか。
このコンセプトに終始しますが、間違いなく効果絶大だと思いますので参考にしていただける箇所はお使いください。
また、今回の内容は外資の内部面談を経験した上での面接対策です。
基本的に外資は、一つポジションが空くと内部へ公募をかけます。
内部公募制の異動(そのポジションを社外にも公開していることも多いです)なので社内面接も頻繁にあります。
そのため、通常勤務を続けていても面接の機会が継続して存在しています。
そして、その面接がかなり厳しいです。(社内外から応募があるので倍率50倍とかザラです)
その内容を元に基本的な一般的な面接対策を書いていきたいと思います。
転職活動をまだ始めていない人はコチラからお読みください。
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では、早速準備をしていきます。
面接の対策は以下の流れで準備をしていくのが良いと思います。
職務経歴書の整理
面接の中心となる話題は絶対的に職務経歴書です。
ここを軸に該当するポジションに関して質疑応答が進んでいきます。
まずは職務経歴書と話すことの整理をしていきましょう。
必ず軸となるのは以下のポイントです。
職務経歴書で整理すべきポイント
案件:ある事象に対して
役割:自分がどういう役割で
業務:何をして
結果:どういう結果だったか(語れる数字が最重要)
例えば、自分がB2B(法人)営業職であったとすると
案件:A社との契約締結に関して
役割:担当者として
業務:自社に有利な交渉を締結
結果:1億円の売上が年内にたつ
ものすごい端的ですがこうした整理は、職務経歴書にある事項は必ずしておきましょう。
端的にインパクトのあることをシンプルに伝えるか。
このコンセプトを意識し常にインパクトのあることをシンプルに伝えられるか、自分の職務経歴書を整理する上でも必ず意識しましょう。
1つの事柄に対して、おおよそ30秒長くて1分で語れるようにしましょう。
自分の仕事を説明するときは誰に会っても、基本的に誰でも理解できるレベルで話すことが大事です。
特に企業の階層の上へ行けば行くほど、ここは重要だと思います。
もちろん相手が完全に自分と同じ業界かつ職種であれば、暗号めいた言葉でもコミュニケーションは取れると思います。
ですが採用する側の大多数の方は、実務方ではないケースがほとんどです。
その点からも
専門用語
業界用語
普段自分が使っている言葉
これらを使わずに自分の仕事を説明できるようにしておきましょう。
オーディエンス・アセスメント
この発表会の出席者はあなたの将来の雇用主です。
まずは出席者の興味があることを知りましょう。(=Audience Assessment(オーディエンス・アセスメント:視聴者研究)と呼ばれます)
この視点が抜けがちですがこれはめちゃくちゃ大事です。
相手が自分のことを共通の話題においてもっと深く知りたいわけです。
そんなとき興味のない話をされても相手には全く響かないからです。
相手は採用する側ですので
- 求職者の能力:潜在的な能力を含める
- 文化的にマッチするか:会社の文化と求職者がマッチするか
このポイントを軸に相手の企業を調べます。
私がやっていることを実際に教えると
とら式面接官研究
- 会社のHP
- Vokers(現:Openwork)
- 会社で働く人のLinkedin/Facebook
- 名前がわかる場合、面接官のLinkedin/Facebook*わからなくてもおおよそ推測できる
- 友人・知人経由の情報網
以上のツテで対象企業や人のことを調べます。
#4までは誰でもできると思うので、企業や働いてる人の文化や雰囲気から、おおよその自分自身の当日のトーンやテンションなどは想定できるかと思います。
実は企業研究自体をする場合にも、この手法は有効でおおよその想定はできます。
また、現在私はヘッドハンター経由でしか転職活動らしい活動はしていないのですが、面接を設定していただいたら、
「先方が求めていること」
「他に準備できることは何か」
これは事前に聞いていてももう一度面接前にヘッドハンターへ聞きます。
面接対策
面接をする方も人です。人の集中力は長く保ちません。
面接は演説ではないので長く話すのは基本的にNGであることはこの記事で全面的に言い続けたいと思います。
ですが、準備なくして良い発表は絶対にできません。もう一回言います、準備なくして良い発表はできません絶対に。
私は一回5分のプレゼンでもだいたい50回は最低でも練習します。英語の場合はその倍は練習します。
面接は自分のことなので練習しなくても良いと思っている方がいますが、準備をせず挑めるのは余程の自信家か天才かのどちらかと思って遠目で見ておけば良いと思います。
この面接の練習は実は業務にも直結します。
端的に自分のことを話すことができるようになることは、あらゆる面で業務に対してポジティブに働きます。
ですので、原則は以下のとおりです。
第一原則:めちゃくちゃちゃんと準備する
第二原則:いかにインパクトのあることをシンプルに伝えるか。(1分以上は続けて喋らない)
第三原則:体感30秒くらい喋ったな。と思ったら、一旦区切る。
また、このポイントも忘れがちですが自分のお仕事を語るときは、背景があり課題が存在していたことを必ず伝えましょう。
ですので、面接の中では以下のポイントを言うべきこととして準備をしておきます。
言うべきこと
- どんな仕事の
- どんな課題を
- どんな立ち位置で(ここすごい重要です)
- どのように(誰をいつ巻き込んで実現したか)
- インパクトを出したか(数字があると説得力は倍増します)
これを先程の職務経歴書の整理から少し広げて行います。
めちゃくちゃシンプルですがこれを一つ一つワードで書いていき話の練度をあげます。
1つの話が完成するまでに何度か面接を繰り返していく必要はありますが、ワードに話す内容をまとめておくことで面接から得られたフィードバックをもとに、微修正を繰り返して完成に近づけます。
(私は1つ1つの面接も面接の練習だと思っています)
ワードへ書いていく作業は誰でもできると思いますので、面接の準備をする際は必ず行ってください。
これは「今」の面接だけでなく、将来的に永続する人に伝える能力にも直結するので、ただの転職活動と思わず、自身の稼ぐ能力を伸ばすトレーニングだと思ってください。
「なぜ?」と「数字」
また自分の話をするときに忘れてはいけないのは以下の2つのポイントです。
- 「なぜ?」
「なぜやったのか?」:背景の理解
「なぜできたのか?」:自分の役割と周囲の協力の理解
- 「数字」
ビジネスは事前事業ではありません。数字ありきで必ずものを語るようにしましょう。
年収を上げる面接対策:まとめとおまけ
自分でコントロールができない部分が多いため、個人として最も難関は書類選考だと思っています。
私は基本的に面接で通らなかったら相性が合わなかったものだと思うようにしています。
ですので転職活動をする中で、面接相手を「第一志望」とできるかぎり思わないようにしています。
そして、今、通らなくても将来的に通るケースもたくさんあります。私の周囲にもたくさんいます。
CAになりたかったけれどなれず、空港のグラウンドスタッフから始め、努力を重ね、空を飛んでいる友人もいます。
ですので、今の第一志望だと思った企業に落ちたとしてもそれはそれで、今のあなたの最善だと思います。
努力は絶対に報われると限りませんが、少なくとも報われる方は努力を重ねており、継続的に成長をし現在の自分の人生に誇りを持っています。
ちなみに私は今まで一度も第一志望の企業へ通ったことがありません。
転職活動という人生の大きな転換点を楽しんでいけることを応援しています。
*おまけ
また、同じ話でも角度や視点を3つくらい持つと良いと思います。
- 顧客目線:顧客ニーズに対して理解があるか
- 上司目線:リーダーの指示を聞くだけでなく自分の価値を追加できているか
- 自分目線:能動的に自分で仕事を創れるか
同じ話でもこれだけ角度をつけられるので話を考えるときは、一番話しやすい方法で良いと思いますが全ての視点で話をもっておくと、どんな面接でも対応はできると思います。