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外資のマーケティングのお仕事〜マーケティング入門編(広告)

2020/06/23

外資のマーケティングの仕事ってなに?

マーケティングは相手のことを知り、相手のために行動をすること

外資系企業のマーケティングと聞くとキラキラしたイメージがあるのではないでしょうか?

化粧品や有名な商品の宣伝のお仕事をマーケティングのお仕事と想定している方がほとんどなのではないでしょうか?

マーケティングと言っても非常に細かくいろいろな仕事があります。

私は現在外資系金融企業で7年ほど働き、日々マーケティング活動に携わっています。

WBS(テレビ東京のワールドビジネスサテライト平日23:00~放送されています)にちょこっと出たこともあります。(本当にちょこっと)

WBSを見た友人は私にスクリーンショットや写真を撮ったり送ってきてくれました。

またこれまでのキャリアでも新卒で入社したITベンチャーでもマーケティングに携わってきました。

マーケティングとセールスのボスとして色んなことをやりました。

次の商社でも事業をいくつも立ち上げている中でマーケティングに携わり0から全国のテレビに商品を紹介してもらうことができたり、私自身が新聞の一面に取り上げていただいたこともあります。

マーケティングとはまとめると「相手のことを知り、相手に自分のことや自分たちのことを知ってもらうために行動をすること」です。

恋愛が好きな人はマーケティングを好きな相手の興味を引くための行動と呼ぶ人もいます。

ドラッカーが好きな人はこの言葉を知っているかもしれません。

「マーケティングの理想は販売を不要にするもの」

全盛期のキムタクですね。

Wikipediaによるとマーケティングはこんなに長い説明になります。

マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。

Wikipediaより)

 

 

マーケティング入門:日系企業と外資系企業の雇用の違いによるマーケティングの違い

マーケティングを仕事をしている人って、誰なのか意外とみんなよくわからない人が多いのではないでしょうか?

私も日系企業に長らくいたので「マーケティング」を意識して仕事をあまりしていなかったと思います。

日系企業で働いているとマーケティングとセールスがごちゃ混ぜになったりしたポジションがたくさんあります。

外資系企業と業務の役割の線引きがあまりにも違います。

外資系企業では完全に役割ごとに仕事が分かれている「ジョブ型雇用」が一般的です。

日本経済新聞の「きょうのことば」より引用します。

ジョブ型雇用とは 職務明示し、採用・配置、成果で評価(日本経済新聞より)

そのため日系企業に働いている人はどうしても「マーケティング」と言う仕事を意識しづらいかもしれません。

<速報>第53回 令和元年(2019年)調査結果概要 (平成30年度(2018年度)実績)

上記レポートによるとちなみに外資系企業で働いている人は2019年では55.2万人とのことです。

労働力調査(基本集計) 2020年(令和2年)4月分結果

同じく上記レポートによると就業者数は6628万人とのことです。

以上のことから0.8%の人が外資で働いていることになります。

周りにはほとんどいない可能性があるということです。

ですが日系企業だろうが外資系企業だろうがマーケティング活動は1000%しています。

外資はマーケティングのスペシャリストが日々心血を注いで、どうやってお客様の心を掴むかと言うことをやっています。

 

マーケティング入門:マーケティングにはどんな仕事があるのか

さてマーケティングとは「相手のことを知り、相手に自分のことや自分たちのことを知ってもらうために行動をすること」とお伝えしました。

具体的にどんな仕事があるかと言うと以下に分類されていきます。

マーケティング業務ABC

  • B2BかB2Cか
  • ATLかBTLか
  • オンラインかオフラインか
  • ブランド
  • 商品

 

B2BかB2Cか

マーケティングという観点を考える際に仕事はB2BかB2C向けか分かれます。

B2B:Business to Customer/ Consumer(一般消費者向け)

B2C:Business to Business (企業向け)

この2種類に仕事は分かれます。

B2B/B2C 双方に向けて仕事をしている企業もたくさんあります。

私が勤めている企業でも双方に向けてサービスを提供をしていますので、マーケティングのお仕事でもB2Bの業務をしている人もいれば、B2Cの業務をしている人もいます。

企業規模にもよりますがB2B/ B2Cの担当は分かれています。

ATLかBTLか

マーケティング活動をしている人のうち、広告周りの仕事をしている人が使う言葉にATLとBTLがあります。

ATLとBTLは広告の手法における表現です。

ATL:Above the line(マス向け広告)

BTL:Below the line(ニッチ向け広告)

ものすごく簡単に分けるとこの言い方になります。

ATLマスメディア4媒体(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)
BTLそれ以外

最近デジタルマーケティングが大きな地位を占めてきたため、このLine(境界線)が曖昧にはなってきていると思います。

このATLの仕事をしている人をマーケティングの仕事をしている人と認識している人が多いと思います。

ATLの担当もいればBTLの担当もいます。

テレビのCMを担当する人もいれば局地戦の担当もいます。

キラキラした仕事をしたい人はここを狙って準備をしていくのが良いかと思います。

 

オンラインかオフラインか

マーケティング活動をキラキラしたテレビCMだけではありません。

マーケティング活動はビラ配りですらマーケティング活動です。

オンラインとはデジタルでのマーケティング活動をさします。

先ほどのATL/BTLとの区分け以外にも顧客に訴求する活動というものは無数に存在します。

マーケティング活動として企業の売り上げにつながる「自分たちのことを知ってもらうために行動をする」ことも業務としてあります。

デジタルの業務でさらに細かく分けるとSEOやリスティングをするチームやオンラインでの広告を掲載するチームもあります。

これら全てが個別のチームの活動であることが外資においては一般的です。

 

ブランド

ブランドとは勝手に出来上がるものではありません。

先のドラッカーの言葉のように「販売せずに販売ができる」理想形を作るのがマーケティングです。

その最も重要な仕事がブランディングです。

ブランディングを作るため、ブランディングを守るために専属チームが存在します。

あなたが知っている多くの商品のブランディングはそうしたチームによって作り上げられたものです。

 

商品

外資にはなんと商品の専門チームがあります。

これもマーケティングチームに属していることが多いです。

宣伝をする人がいて、ブランディングをする人がいる中で、商品を一つの傑出した存在にするのが商品チームです。

商品ごとに個別のチームがわかれていることが一般的でそれぞれのメンバーが商品の特性を生かしたマーケティング活動を各チームと勘案し実施をします。

 

 

このように外資においてはマーケティングという「自分たちのことを知ってもらうために行動をする」ために徹底して合理的に役割分担をしています。

スペシャリストたちが徹底的に自分たちの能力を磨き、顧客へのマーケティング活動を行っています。

それゆえに洗練されたCMや圧倒的なクオリティの商品が誕生していきます。

外資のマーケティング部門を目指して仕事をする上では、自分が将来どのようなマーケティング人材になっていくのか想像をした上でチームを選んでいくのが良いかと思います。

 

マーケティング入門まとめ

マーケティングとは「相手のことを知り、相手に自分のことや自分たちのことを知ってもらうために行動をすること」です。

外資では仕事が役割ごとに細分化されています。

もし外資のマーケティング部門で仕事をしたいと考えている場合は以下の記事やこのブログ内に外資の仕事術や外資入社のための面接対策などをまとめていますのでウロウロしてみてください。

外資では圧倒的に成果を求められますが優秀なたちと全力で仕事をしてみるにはいい場所だと思います。

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