面接対策必須の企業・業界研究の奥義
企業研究も情報戦
転職活動をするときに非常に重要になってくる企業研究。
企業研究と聞くと新卒のためのことと他人事だと思っているケースもありますが求職者サイド側のミスマッチをなくすためにも、そして、面接に正しく向かうためにも時間をかけてやるべきです。
これも情報戦です。
企業研究は「入社をする以前」においてずっと重要です。
つまり面接の前だけでなく、転職を決めるという意思決定のプロセスにおいても抜かりなく行いましょう。
収入を上げる転職をするにはこの二点が重要になります。
収入を上げる転職をするポイント
- ミスマッチを防ぐこと
- 面接での通過確率を上げること
また収入を上げるための転職においては以下の理解は必要です。
この視点を持って会社を見ましょう(全角15文字)
- 平均的な給与が高い業界・会社に行く(伸びている業界・会社)
- 平均的な給与が高い業種・会社に行く(自力で伸ばせる業種・会社)
そもそも給与が高くない業界・業種・会社を選んだ後に伸ばすことは難しいです。
役員レベルで1,000万円に満たない会社である場合、一般社員から部長レベルくらいでは余程のこと(インセンティブなど)がない限り、サラリーマン単体では1,000万円に到達させることはできないと思います。
企業研究はミスマッチという観点で重要
これは求職者サイドから見た
「せっかく意を決して転職したのに全然社風に合わない」
などの視点です。
企業へ入社したものの全く合わず、仕事が楽しくないケースも発生すると思います。
このミスマッチを減らすことは求職者側にとっては最も大きな課題だと思います。
面接をしてくれる方以外の接点がないことがほとんどだと思いますので、
「入ってみなければ雰囲気はわからない」
というケースがほとんどだと思います。
これは求職者側にとってはギャンブルに等しく、怖いと思います。(私もドキドキします)
これを防ぐという意味でもしっかり企業研究=事前の情報をたくさん仕入れておく、ことは重要となります。
企業研究で面接の通過率をあげる
これもミスマッチと同じ意味なのですが採用サイドから見た視点です。
採用側は企業と求職者のミスマッチを防ぐため、求職者が企業文化に合うか、という点は非常によく見ています。
企業文化とは以下のようなことを言います。
表裏一体企業文化
表面
企業と社員をつなぐ行動規範・価値観やルール
裏面
そこで働いている人のマインドセット
両面大事ですが、会社の本質を知るために、私は企業の人のことを調べられる限り、調べています。
以下の記事でも触れていますが事前にかなりの情報は集められます。
【面接対策】最難関転職・副業面接対策〜外資企業で行われる内部面談(広告)
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とら式面接官研究
- 会社のHP
- ネットにある業界情報
- Vokers(現:Openwork)
- 会社で働く人のLinkedin/Facebook
- 名前がわかる場合、面接官のLinkedin/Facebook*わからなくてもおおよそ推測できる
- 友人・知人経由の情報網
面接後〜入社前までの企業研究
先ほどまでが面接前までにできる企業や業界の調べ方です。
この先はオフィスへ行く機会や面接のときに調べられることとして、やっていることについて。
ネット上以外の情報
最大の一次情報は面接時のオフィス訪問
- 社員
- オフィスの様子
この二つからかなりの情報を得られると考えています。
企業研究極意:働いてる社員から推測する
面接する方もですが、オフィス内で会う他の社員の方と会う機会があれば、その際の一瞬の挨拶や雰囲気でもかなりの様子を伺うことができます。
オフィス内ですれ違った場合は必ず声をかけるようにしています。
このときのリアクションは大事な一次情報です。
先のネット上の情報以外に自分が見られる最大の判断基準の一つなのでしっかり見逃さないようにしておきましょう。
企業研究極意:オフィスを内外から観察する
オフィス内の様子はもちろんのこと、オフィスの外からも状況は確認できます。
労働環境の把握
まず、オフィス内においては、もし就業時間外に面接が設定されている場合、どれくらいの方が残っているかで企業の労働環境はわかります。
また、オフィス内の整理整頓状況は会社の状況とかなりリンクするため、オフィスの中を通る機会があり、社員の方のデスクのそばを通った場合にも企業内の仕事の仕方について把握することができます。
リモートワークの活用レベルの仮説
紙が山のように積んである場合は、紙で仕事をしているケースが多く、リモートワークなどがされていないケースがほとんどと想定できます。
このように実際に現場に足を運んで得られる情報はかなり多いため、オフィス内を探偵気分で見てみても面白いかもしれません。
日常的にまず仮説を立ててみる
これをまず日常的な仕事中にやってみると良いと思います。
転職や就職の現場の前に、自分の仮説が通用するか、日常の自分の会社内や取引先のオフィスや社員でやってみるといいと思います。
また、オフィス外から企業を判断する方法としてはものすごくシンプルな方法は、始終業時間前後にオフィスを見に行って、オフィスの中の電気が煌々とついていたら少し注意が必要かもしれません。
(朝は予測がつきますが、私の会社は帰るまで付けっぱなしのケースもあるため、一概には言えないのもあります)
合わせて終時間後にオフィスビルから人が帰っていく時間がどれくらいにピークがあるか見ることでも実際の想定ができます。
転職・就職は結婚と同義
私は最終的に転職をする際は、これくらい極端なことをした上で行く一社決めます。
それほど転職はリスクがあるものだと思いますし、それくらい大事に選ぶべきかと思います。
いろいろ知らないで相手と結婚するのと同義だと思っています。
なので、研究には研究を重ねた上でマッチするかを調べています。
職に就いた後は、誰も責任を取ってくれません。
きちんとした自分の指標にマッチするか調べた上で会社を選べる能力は収入に直結します。
「ただ、良さそうだから」
で選んでしまうことのリスクは、将来的に自分の価値に繋がらないことはありますので、十分に相手を研究した上で、
- 自分の価値が上がるか
- 収入が上がるか
どちらかが達成できる条件を選びましょう。
どちらも達成できれば最高ですが、価値が上がること=将来の収入に繋げることができますので、転職や就職をするときは最低限どちらかを達成できるように選択をすることが大事です。
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企業研究:まとめ
企業研究は自分の収入や価値を上げられるか把握することにおいて非常に重要です。
企業の状況を全く把握せず転職することは自分の人生をタダで人に差し上げているのに等しいです。
自分の人生の一定期間・時間を拘束されるわけですから、少なくともサラリーマンとしての価値や収入が上がる選択肢を取れるよう進めていくことが大事だと考えています。