テレワークで大事な気持ちとは何か
これまで紹介したテレワークについて
過去いくつかの記事でテレワークについて触れてきました。
私は2020年4月22日現在まで11週間テレワーク 中です。
勤めている企業が外資系ということもあり、元々在宅勤務の環境は整っており、数年前から週1回程度の在宅勤務をしてきました。
また、キャリアを通じても10年以上自宅で仕事をすることをしてきました。
フリーランスではないサラリーマンにおいては相当な経験があると思っています。
そんな私がこれまで紹介したテレワークに関する記事はコチラ↓
【テレワーク】テレワークの達人が教えるテレワークの準備(広告)
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【テレワーク】テレワークの達人が教える実践エンジョイ編(広告)
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【テレワーク】テレワーク・在宅勤務の達人が教える実際〜詳細編(広告)
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準備からテレワークの実際や詳細、また楽しみ方を書いています。
今回の記事では長期間のテレワークを同僚たちとしている中で気づいたこと、それに対する工夫を書いていきたいと思います。
テレワークでもっとも大事なのは自分と相手を思いやる気持ち
家に仕事が来るということのリスクと対応方法
まずは家の内側の事柄について考えていきたいと思います。
単身者でも所帯持ちでもテレワークを始めると「家に仕事が来る」という状況は誰しも同じです。
この家に仕事が来るというリスクを忘れがちですが、寝ても覚めてもそこにオフィスがあるのです。
仕事のオンオフの境目がなくなります。
気付くべきポイント
- 自覚してオンオフを作ることと
- 仕事をしている際に壁を作らないこと
この二つが大事だと感じました。
#1については全員が当てはまることだと思います。
#2については同居している人がいる人が主に当てはまります。
自覚してオンオフを作る
仕事の切り替えの間がないため、昼食の時間や終業のタイミングをダラダラと過ごしてしまうことが増える可能性があります。
明確にココからココまで、例えば9時から18時までしか仕事をしない。など決めきってオン・オフを作ることは生活のリズムを保つ上で非常に大事です。
今まで通勤が生活のリズムを作ってくれていたことをテレワークを始めて気付くと思います。
自分を大事にしてください。
付き合い残業なども含め、相手のリズムに乗らないことはとても大事です。
仕事をしている際に壁を作らないこと
家族がある方で苦労をされるのが同居人がいる場合です。
お互いの仕事の領域があります。
パートナー側それぞれにも仕事があります。
また子どもがいる場合、彼らには遊ぶという仕事があります。
家事も家族の中では仕事であると思いますのでその仕事があります。
皆、仕事があることは忘れずお互いの感謝の気持ちを忘れずにしっかり伝えましょう。
当たり前にあることは当たり前ではありません。
私は妻や子どもたちにどんな些細なことでも「ありがとう」と伝えています。
我が家では日常的なことですがこの在宅期間はより気をつけています。
また普段から参加している家事もかなり積極的しています。
朝昼晩、食事の準備も片付けもしますし時間があれば洗濯も掃除しています。
家にいる限りお互いができうることは一緒にやることがみんなニコニコ過ごす秘訣に繋がると考えています。
おかげで我が家では毎日ものすごく楽しく過ごしています。
オフィスで顔を合わせないからこそ、いつも以上に相手を思いやる
次に家の外側、つまり同僚たちへ視線を向けてみたいと思います。
私の性格は基本的に「超ポジティブ、いつもふざけている」と称されるのですが、その強みはいつも以上に活用しています。
「5歳児は1日300~500回笑う。大人は1日15回笑う」
と言われています。
大人は15回と言われていますがもっと少ないのではないでしょうか。
一緒に働く同僚はほぼ5歳児以上だと思います。
テレワークでは最悪1日誰とも話さないというケースなどもあると思います。
オフィスにいる場合は顔を合わせて表情を使うことがありますがテレワークだとどんどん表情が減っていきます。
テレワークが長引けば長引くほど、口がUの字からMの字になっていく人が多いです。
余談ですが人は口がUの字、つまり口角が上がっていると脳が「笑っている」と錯覚するそうです。
口をUの字にするだけで人は多少元気になるそうです。
お互いが鬱屈とした環境で外に出づらい、または出られない、出来ることが少ない状況だと思います。
みんなで下を向いていることが私は良いことだとは思わないので積極的に相手を楽しませることを意識しています。
それがテレワークの中、私が日々同僚へ出来ることだと思っています。
ふざけたTシャツを着て登場したり、綺麗なビーチや色んな撮影用背景を貼ったり(セキュリティの仕様上、背景を変えられるWeb会議システムを使っていないため)、ホワイトボードに一言ボケを書いた状態でひと笑いをとったりしています。
1日の15回笑う回数のうち、1回でも多く上乗せすることが私に出来ることだと思っています。
真面目な観点から書くと、人のコミュニケーションの生産性が落ちることは以下に繋がります。
メモ
- 閉塞感や不安感から来るメンタルヘルスへの悪影響からのパフォーマンス低下
- チームメンバーとの「ちょっと、ちょっと」井戸端会議減少によるパフォーマンスの低下
個人のパフォーマンス低下はもとよりチームメンバーのパフォーマンス低下は自分のパフォーマンスへも影響を与えかねません。
そのポイントを配慮し続けることは簡単ではないと思いますが、これがテレワークで普段以上に気をつけなければいけないポイントだと思います。
長期間のテレワークをしていると、人はびっくりするほどお腹から声がでなくなります。
人に表情を見せる機会も減るので表情も減ります。
自分から出来る変化は自分で起こし、人に起こせる変化は起こしてあげることがチームや会社のためになると思います。
テレワークで大事な気持ち:まとめ
外資のリーダーで非常に多くみられる特徴の一つですが「まず同僚や同僚の家族に気遣う」という行動があります。
良いリーダーというのは「人に尊敬される人である」という前提だからです。
この前提があるからこそ、私は早期からテレワークに入ることができました。
こうした状況だからこそ、相手を思いやることの重要性を再認識したいですね。
誰もができていることではないですが、誰でも出来ることだと思います。