テレワーク・在宅勤務の実際はどうなのか?
在宅勤務歴10年以上の経験から極意を共有します
テレワーク・在宅勤務という言葉を色々なところで目にするようになりました。
サラリーマンのみなさんは今までどれくらい在宅勤務をしたことがあるでしょうか?
会社環境によってできる・できないということもあるとは思いますが、将来的には在宅で出来ない仕事はないような環境に移行する日が来ることは間違いないと思います。
新卒で入社した日から家でも仕事をする環境があったため非常に長い期間在宅勤務をしてきました。
日本でコロナが流行し始めた頃(2020年2月頃)から私は完全在宅勤務に突入しており、2020年4月現在2ヶ月弱会社へ行っておりません。
現在外資系企業で勤めていることから私以外の方も在宅勤務をしている環境が通常となりとても嬉しく、様々な工夫を見られてとても楽しいです。
*英語ではWork From Home(WFH)と言います。
在宅勤務を楽しくする秘訣や方法を教えます
この記事ではこれから在宅勤務をされる方や既に在宅勤務をしている方が在宅勤務を楽しくする方法を色々書いて行きたいと思います。
ただしVPNやセキュリティの詳細は会社の在宅勤務の環境があると思うのでこの記事では触れません。
そして、書いてみたら思っている以上に長くなってしまったのでいくつかのパートに分けて書いています。
ここまでで紹介したテレワーク・在宅勤務に関する情報
テレワーク準備編です。
これからテレワークを始められる方に必要になるであろうツールなどについて紹介しています。
【テレワーク】テレワークの達人が教えるテレワークの準備(広告)
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テレワーク実践編・エンジョイ編です。
既にやっている方がもっと楽しく、そして絶対に訪れる鬱屈としたストレス満点のテレワークを乗り越える楽しみ方を紹介しています。
【テレワーク】テレワークの達人が教える実践エンジョイ編(広告)
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在宅勤務詳細編:仕事の進め方や終わり方・会議のやり方など
在宅勤務における仕事の進め方について:朝一やることはVPNへの接続
基本的には何も変わりません。
仕事があって、上司・同僚・取引先がいるということは何も変わりません。
ただ、周囲のテレワークをやっている企業と私が勤めている外資系企業ではかなり段階が異なっている印象はあります。
世界中の同僚と話をしていても私が勤めている企業は外資系企業の中でも更に進んでいる印象もあります。
ですが在宅勤務を行う上で最初にやることは大体同じなのでまずはそこから紹介します。
在宅勤務ではPCを開いて、ログインしたら「はい、はじまり!」ではありません。
在宅勤務での基本的な業務スタートはPCの電源を入れ、VPN(Virtual Private Network)に任意の認証を行い接続をします。
VPNとは「Virtual Private Network」の略語で、訳すと「仮想専用線」という意味です。 インターネット上に仮想的な専用線を設けて、セキュリティ上の安全な経路を使ってデータをやり取りすることができます。
会社のPCをVPNを経由せずアクセスすると無防備な状態でインターネット上にある様々な危険に遭遇し、情報漏洩のリスクがあります。
在宅勤務を行うにあたり、会社側が用意しなければいけない環境の一つとなります。
この環境がない場合、在宅勤務が実施できないこともあります。
在宅勤務における仕事の進め方について:上司・同僚とのコミュニケーション
基本的にはチャットかメールになります。
会社のセキュリティに準じたものが配備されていると思いますので、SKypeなどのツールを使ってコミュニケーションを取ります。
オフィスに全員いるときに行える「ちょっと、ちょっと・・・」系井戸端会議が、仕事においてかなり有効であったことを実感する瞬間です。
全てのコミュニケーションが基本的にPC(場合よっては+電話)に集約するため、本当に仕事を捌く能力が試されます。
多くのことを口頭で済ませていたり暗黙の了解的に仕事を進めていたことを認識すると思います。
それらがなくなり一つずつ言語化し明文化する能力が問われます。
アウトプットが出社をすることだった人にとっては、仕事の仕方を改めることになると思います。
在宅勤務における会議の仕方について:Web会議
ツールは各社セキュリティに準じたものを利用することになると思います。
対面の会議と違って話す「間」が意外と難しいのがWeb会議です。
Web会議と言うとSKypeやLINEでのビデオ通話を想定されると思うのですが、1対1ではまだ良いものの多人数でのWeb会議となると、オフィスにいる時の対面会議以上にただ参加するだけになりがちです。
そこにはたくさんのハードルがあります。
Web会議の見えないハードル
- 音声がクリアに聞こえない
- 同時に喋ることはできない(1対多が基本で同一Web会議内で1対1,1対1のようなことはできません)
- 空気が全く読めない
- 質問のタイミングなどが取りづらい
通信環境により音声がクリアに聞こえないなどの前提条件などもあり、慣れていない方は驚くことも多いと思います。
会議に進行役がいないと本当にわけのわからない進行になってしまうこともあるため、Web会議では対面の会議以上にしっかりと準備をする必要があります。
また、顔を見せている状態でも微妙な空気感は見えないため、Web会議では事前の議題や課題の整理が非常に重要となります。
このような状況では議事録など文字に残し人を動かすコミュニケーションも非常に重要になってきます。
議題を設定して会議をしたことない方や議事録の取り方について新しい視点を得たい方はこちらから
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在宅勤務における休憩の仕方について:散歩や日の光を浴びる
在宅勤務は家に幽閉されているわけではありませんのでリラックスする時間は必ず取りましょう。
しっかり休みは休める分だけ休むことはものすごく大事です。
できるかどうかは企業によるとは思いますがランチ以外の時間でも5分,10分散歩に行くことも生産性を落とさず仕事をする秘訣だと思います。
在宅勤務におけるタスク管理の仕方について:自分の好みに合わせてタスク管理をしましょう
タスク管理についても過去に記事を書いています
私のやり方が人に合うかはわかりませんので色々試してベストを見つけるのが良いかと思います
在宅勤務では自分でタスク管理をすることはオフィスに行っている時よりも大事です。
なぜならば、常時顔が見えている状態ではないため、仕事をしていること、価値を出せていることを明確に表現するために必要なことがタスク管理だと思います。
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在宅勤務における仕事の終わり方について:私の会社の場合
私が勤めている外資系企業はフレックス制をとっているので、みな仕事を始める時間帯が異なります。
早い人と遅い人の差は数時間あるため、この点において仕事を終わる際、わざわざ「今日は終わりまーす」
などは言わないです。
ですが、みんな「ヨーイドン」でスタートする企業においては、終わる際はチャットで「お疲れ様でしたー」くらいのコミュニケーションはとってもいいかもしれません。
こうした小さなコミュニケーションは対面時簡単にできていたことであまり大きな存在とは思えなかったかもしれませんが、全員が離れ離れで仕事をしている上では小さなコミュニケーションにこだわることもチームワークを高める意味では重要と考えています。
在宅勤務:まとめ
早ければ2020年4月7日に緊急事態宣言が出されると思います。
日本は都市封鎖を強制することはできませんので通勤が残ってしまう企業もあるとは思います。
ですが長期的にみて、今回を機に非常に多くの企業がテレワークを導入していくと考えています。
また、本当の意味で働き方に改革が起こる(起こさざるを得ない)のが今回の状況下であると考えています。
人任せにせず、自分で決断ができる範囲は決断をすることの重要性を改めて今回の環境下で感じています。
更にテレワークのことについて聞きたいことがありましたら、是非お問い合わせフォームよりご連絡ください。