サラリーマンとして本当に仕事ができる人についてまとめてみた
世界中の優秀な人についてまとめてみる
日夜世界中の同僚と働いている現在の外資の情報だけでなく、事業主として多くの会社の代表や優秀な人と仕事をしてきた経験を言語化してみます。
私自身は外資系金融企業に勤めて四捨五入すると10年の社員歴があります。
この勤めている会社はほとんどの方が知っている会社だと思います。
その中で毎日のように仕事を一緒にするのは、国境の境目なく西から東まで、アメリカ・イギリス・オーストラリア・香港・シンガポール・インドなどなど、文字通り世界中の同僚です。
当たり前ですが彼らはバックグラウンドも目が飛び出るような人がたくさんいて、ものすごい高給取りでもあります。
各国の優秀な学校を卒業しているのは当たり前でその中でも優秀な人がたくさんいます。
ですので世界一優秀な人たちと仕事をしている自覚を持っています。
現在以前の会社でも新卒以来ずっと世界中の人たちと仕事をしてきました。
また事業主として日本で働く優秀な経営者や社員の方たとお仕事をする機会もあります。
今回の記事では彼らと仕事をしていく中で見つけた優秀な人の共通点について、独断と偏見でまとめてみたいと思います。
優秀な人の10の大原則
優秀な人が持つ10の特徴
全て持っていたらスーパーマンです。
これらのうち過半数を持っている人を優秀な人と定義したいと思います。
優秀な人が持つ10の特徴
- コミュニケーション能力
- 感情コントロール能力
- 思考能力
- 言語化(資料作成)能力
- 情熱
- タイムマネジメント能力
- 人材管理能力・チームワーク
- リーダーたる姿勢
- 見た目
- 知識と人格
まとめると当たり前だと突っ込まれそうですが、これが言語化できていない人がほとんどだと思います。
単純に「決断力がある」や「よく笑う」とか書いてある記事をたくさん見ますが、その上位概念が何かということをまず知ることがとても重要という認識です。
そして、次項からの定義の仕方について意味がわからないかもしれませんが、私は言葉通りの定義をあまりしていません。
また能力の定義も横断的なものとなると思いますので、細かいカテゴリ分けについては適当に見てください。
仕事ができる人の特徴:コミュニケーション能力
論理思考・水平思考
コミュニケーション能力になぜ思考能力が入ってくるのだと思われた方がほとんどだと思います。
コミュニケーションとして「人に話しかける」という行為は頑張れば誰でもできると思います。
それを仕事ができるとは呼ばないと思います。
コミュニケーションを介して運用する能力に必要なのが論理思考・水平思考です。
コミュニケーションの基本は「人を動かす」ことを基本としています。
仕事ができる人のコミュニケーションは論理的です。
動く理由があるから人を動かせるのです。
また、可能性を見出すために思考を水平に動かすことができます。
水平思考とは「問題解決のために既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出す方法である」(水平思考:wikipedia)
仕事上のコミュニケーションは基本的に問題解決のために動いています。
ですが時として、常識や組織のルールにぶつかり前に進まないケースが出ると思います。
その際に思考を水平に動かすことで困難な課題を突破する可能性を見出すことができます。
また、コミュニケーションを取る上でただのリアクションとなっている人が非常に多いと思います。
リアクションとは何かというと来たボールにただ質問で返す、など、物事が進まないコミュニケーションのことを指します。
コミュニケーションがリアクションになっている人は論理的な思考が欠落しているケースがあるので注意深く見直してみるのが良いと思います。
言語化・明文化能力
コミュニケーションの能力として次に大事になるのが言語化・明文化能力です。
これは「誰が聞いても・見ても、理解できる言葉を使い相手に理解させる」能力とも言えます。
ビジネスは抽象的になりがちです。
この抽象的な概念を文字通り文字にして伝える能力が高い人はコミュニケーション能力が高いです。
リーダーシップ
コミュニケーションになぜこれが入ってくるのか。と思うでしょうが、これもコミュニケーションの一つです。
リーダーシップと言うのは、偉い人が持つ特性ではなく全人類等しく持っている能力です。
コミュニケーションの中で適切なリーダーシップを取り、コミュニケーションを進めることができる人は仕事ができる人です。
戦略的思考
これもコミュニケーション能力の中で非常に重要です。
使われない戦略的思考など無価値です。
コミュニケーションが存在する中で戦略的に思考ができるからこそ価値があるのです。
将棋の一手一手打つように相手の指し手を予想してコミュニケーションができる人は仕事ができる人です。
これを「あざとい」「腹黒い」とも言うと思います。
オーディエンス・アセスメント(視聴者を把握する)
コミュニケーションを取る相手のことをきちんと理解していることはコミュニケーションの上では非常に重要です。
聴く側・見る側にとって意味不明・興味を引かないな言語や言い回しをしても正しくコミュニケーションが成立しません。
相手を正しく知り、正しくコミュニケーションができることは仕事の優秀さをはっきりと分けます。
伝え方
先のオーディエンス・アセスメントでも出ましたが相手にとって伝わるコミュニケーションが成立していない限り、それはコミュニケーションができたとは言えません。
相手の立場に立った適切な伝え方ができることは仕事ができる人たちがものすごく気をつけている箇所です。
コミュニケーション能力の中でも特に重要なポイントの一つだと思います。
期待値コントロール
これもコミュニケーションの一つです。
仕事では必ず問題解決・業務があり、それを軸に人のコミュニケーションが発生します。
そのコミュニケーションを発する側であっても、受ける側であっても期待値を正しく伝えること、期待値を正しく理解することはコミュニケーションを成立させる上でものすごく大事なポイントです。
仕事ができる人はこのポイントを抑えるのがとても上手です。
仕事ができる人の特徴:感情コントロール能力
ユーモア
Googleの調査チームが“チームのパフォーマンス向上のためには、心理的安全性を高める必要がある”と発表して以来、世界中の企業がいかにして心理的安全性を高められるか、という協議が日夜行われています。
(参照:Google re:Work『「効果的なチームとは何か」を知る』より)
その究極の着地点は私はユーモアだと思います。
ユーモアは人の能力を限りなく引き出し、恐怖や不安を払拭することができる能力だと思います。
それゆえに自身の感情が真逆であっても、ユーモアを常に忘れないでいることは仕事ができる人の特徴にあると考えています。
多様性を受け入れる
感情のコントロールという意味を非常に広義にしますが、仕事に感情を持ち込まないことは非常に重要です。
その意味では私情を排除し多様性を受け入れる能力は感情のコントロールの一つと言えると思います。
多くの外資系企業では当たり前のように多様性を受け入れています
理由は生産性の向上がしたり、イノベーションを生み出す可能性があがるからです。
この点からも多様性を受けいられる人は仕事ができる人と言って良いと思います。
一貫性を持つ
一時の感情に流されず一貫性を持ち続けられることは感情のコントロールの極地です。
いかにタフな状況でも流されず一貫性を持ちつづけることは優秀な人に見られる特徴です。
もちろん裏では苦虫を噛み潰したような顔をしていると思いますが、少なくとも表に見せる顔は一貫性を持っていると思います。
オープンでフェア
公平で公正と言う言い方になるのでしょうか。
相手に不安や心配を与えない存在の中心にあるのが、常にオープンであり常にフェアであることです。
感情に揺らされず、常に公平で公正であることは正しく物事を動かす上で非常に重要です。
仕事ができる人の特徴:思考能力
分解能力
思考能力として考えるとこの「分解能力」は非常に重要です。
因数分解とも例えて良いと思いますが、問題や課題を分解して考えることができる人は確実に仕事ができる人です。
大きな絵を描く能力
与えられている範囲で思考をするだけでなく、大きな絵を描き、全体像を想像することができる能力は仕事ができる人の特徴です。
仕事でよく言う「あいつは想像力がある」というのはこのポイントです。
起こりうる可能性に対して想像をすることができるのはリスクマネジメントの観点でも非常に重要です。
決断力
これは文字通りです。
正しいタイミングで決断を即座にできる能力は、言うまでもなく仕事ができる人です。
創造力
想像力とは違う水平思考に似た常識に囚われない思考能力がある人は仕事ができると呼ばれます。
英語では「Out of Box」と呼びます。
企業にいるとみなBoxの中で思考をしがちです。
このBoxをぶっ壊した別の角度でのアプローチは仕事ができる人の特徴でもあります。
再現性
これはほとんどの人が意識をしていないと思いますが再現性というのは非常に重要です。
物事に再現性を持たせることができるかという観点で物事を見ることができる人は事業を創り出し、持続可能にすることができます。
非常に難易度は高いと思うかもしれませんが、「今やっていることをもう一度誰でもできるようにするにはどうしたら良いか」という思考を持つことでもあります。
簡単な例では「マニュアル化」するというような感じです。
仕事ができる人の特徴:言語化(資料作成)能力
要点を簡潔・明確にする能力
伝える言葉や資料がまとめられれば良いということではありません。
資料を作ることは言ってしまえば誰でもできます。
一言で相手に10の文脈を理解してもらえる言語化能力は口頭でも文章の中でも優秀の定義を分ける能力だと思います。
実行可能な計画にする
絵に描いた餅では意味がないです。
伝える言葉や資料で相手が動き問題を解決し事業が進む、ことが重要です。
実行可能な内容に言語化・明文化する能力がある人は仕事ができます。
人を動かす
コミュニケーション能力と直結しますが言語化・明文化能力の究極的な着地点は「人を動かす」ことです。
人を正しい力学で動かすことができる言語・文書を使える人は仕事ができる人です。
仕事ができる人の特徴:情熱
未知への好奇心
仕事における情熱とは松岡修造のような熱さという意味ではなく、自分が知らないこと、つまり未知との遭遇をした時にも、好奇心を持つことができるかという点です。
好奇心が乏しいマシーン化した人にはおよそ魅力的に見えないものは、未知との遭遇を恐れない人にとってダイヤモンドの原石です。
環境に即座に適応する
環境に即座に適応することができる人は仕事ができるストレス耐性の強い人です。
この能力が近年重要視されてきていると思います。
仕事ができる人の特徴:タイムマネジメント能力
タイムマネジメント
適切に的確に仕事を進める能力は仕事ができる人の特徴です。
仕事ができる人の特徴:人材管理能力・チームワーク
自律可能な組織を一緒に創る
自律可能な組織はみなの理想像だと思います。
それぞれが主体性を持って働き奇跡のような仕事を成し遂げる。
こうした組織を創ることができる人は仕事ができます。
自律的に学習する組織を一緒に創る
失敗を恐れず挑戦し、そこから学び取り続ける組織を創ることができる人は仕事ができます。
チームメイトが困っている時、手を伸ばすことができる組織を一緒に創る
仕事はチームワークです。
誰かが困っている時、自然と手を差し伸べることができる組織を創ることができる人は優秀です。
仕事ができる人の特徴:リーダーたる姿勢
人を尊重する
人をリスペクトできる人は仕事ができます。
尊敬を集める
人を尊敬する人は尊敬を集めることができます。
尊敬を集めることができる人は仕事ができます。
多様性を強める
多様性を自ら許容し、手本を見せることができる人は仕事ができます。
仕事ができる人の特徴:見た目
健康的な見た目を維持する
当たり前ですが世界中の偉い人は健康にものすごい気をつけています。
結果的に健康的な見た目を維持することになります。
服装
ものすごい高い服を着ているとかそういう意味ではなく、相手にあった適切な服装を選んできています。
服装は相手との距離感を作る、縮めるものなので、仕事ができる人はここもツールとして使っています。
行動
人として正しい行動をきちんと取ります。
変な目で見られるような人もたまにいますが、それは非常にレアケースです。
仕事ができる人の特徴:知識と人格
常に新しいことを学び、得ようとする
貪欲です。驚くほど貪欲です。
学びを止めることが自分の成長を止めることを知っているので、知らないことをどんどん吸収していきます。
周りでも優秀な人を見た時、この特徴があると思います。
躊躇せず実行する
普通の人が怖気付く。
仕事ができる人は躊躇せず実行する。
色々な状況を観察してみるとわかると思いますが、可能性を見出した瞬間から一気に実行をするのも仕事ができる人の特徴です。
他にもものすごい強みがある
なぜか仕事ができる人はびっくりするような強みを持っていることも多いです。
これは特性的なものだと思いますが、何かを躊躇なく始め、続けることができるため他の人より秀でるのだと思います。
圧倒的に不利な状況を覆す
ものすごい難しい状況でも決して諦めずその状況を人によっては楽しんで乗り越えてきます。
さらに乗り越えた後でも飄々としていたりします。
仕事ができる人の特徴:まとめ
独断と偏見で5,000文字にわたる仕事ができる人の詳細をまとめてみました。
世界中の優秀な人と仕事をしている中で見つけた特性なので本に載っていないことも多いと思います。
非常に優秀な人たちは基本的に前向きで柔軟です。
物事の考え方が非常に寛容なのだと思います。
まだまだ、これからも優秀な人に出会うのが楽しみです。